時空捕らわれ
―救ってこの世界…時に捕えられたこの日々から―

―さあ行かん、地獄の世界。明日は死が待っている―

(2つの同じ声が重なって聞こえる。頭が痛い。分かったからもう歌わないでくれ、頭が割れる‥‥…)

傲慢に目を開いた。周りを見渡してみる。古びた校舎がそこにはあった。まだ学校と言うものをしているのだろうか、雰囲気が漂ってくる。
立ち上がり辺りを見回してもあるのは校舎だけ。此処から出ればきっと村とか、町とかあるのだろいか。

「此処、何処だよ」

「「時捕日村」」
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