SugarⅡ
「んー、別にいいよ。 来てくれたんだしさ。」



そう言うと、 あたしの手に自分の手を絡ませた。


え、これって世間一般で言うカップル繋ぎってやつじゃない?




「帰ろっか、美海。」


「あ、うん、そーだね。」



隣にいるだけでも緊張するというのに、手まで繋がれたんじゃ、頭の中がパニック状態だ。



「家どっち?」


「あっちです…」



もともと家から歩いて行ける距離に学校があるから、もうすぐついてしまう。


会話のないまま、黙々と歩いていると、家が見えてきた。



後少しでつくけど、この状況は話をした方がいいのかな…?;
< 12 / 167 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop