SugarⅡ


「うるさい、有明だってギリギリだったくせに。」



「間に合えばいいんだよ。 それにしてもあっちーなー……」



クーラーがついているにも関わらず、あたしと有明は汗ダラダラ。


それもそのはず。

全力でここまで来たのに、クーラーの設定温度は28度。



「ちょっと職員室まで、温度下げてくださいって言いに行ってきてよ。」



「バカヤロウ、補習の分際で何言ってんだ。 うちわよこせ。」



「話つながってないし! あたしうちわ持ってないし!」



「あ、そういえば俺来月誕生日なんだ。 プレゼント用意しとけよー?」



ほんと話繋がんない。
会話が成立しないよね←




まぁ、それでも誕生日の話だけバッチリ聞いてしまうあたしも、変だけどさ。



「知らないよ、プレゼントなんて。………まぁ、メールくらいなら送ってあげないこともないけど。」
< 129 / 167 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop