SugarⅡ
「うるさい、有明だってギリギリだったくせに。」
「間に合えばいいんだよ。 それにしてもあっちーなー……」
クーラーがついているにも関わらず、あたしと有明は汗ダラダラ。
それもそのはず。
全力でここまで来たのに、クーラーの設定温度は28度。
「ちょっと職員室まで、温度下げてくださいって言いに行ってきてよ。」
「バカヤロウ、補習の分際で何言ってんだ。 うちわよこせ。」
「話つながってないし! あたしうちわ持ってないし!」
「あ、そういえば俺来月誕生日なんだ。 プレゼント用意しとけよー?」
ほんと話繋がんない。
会話が成立しないよね←
まぁ、それでも誕生日の話だけバッチリ聞いてしまうあたしも、変だけどさ。
「知らないよ、プレゼントなんて。………まぁ、メールくらいなら送ってあげないこともないけど。」