SugarⅡ


「いいじゃん、ケーキバイキングでも行っとく?」


「行かないってば。」



この男、毎日暇で暇で仕方がないんだろうな…



バイトがない日はいつもこれだもん。


クラス違うのによくやるよ…



「何で?」

「太る。」



―――――――キーンコーンカーンコーン…



眉間にしわを寄せた涼の顔が、子供っぽくて可愛かった。



「細いのによく言うよ、まぁチャイムなったから帰るわ。」



そう言うと、奈々とイチャイチャしていた晴を引っ張って、帰って行った。



「うざっ」



2人が帰れば、また始まる陰口。
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