存在と言う名の歌
その次の日から私は彼と話すようになった


コトノとユイと共に仲良く話せて


本当に新しい、新鮮な気持ちになった


彼と帰る日は少し多くなった



☆ ☆ ☆


4月22日――...


私とコトノとユイとユウキは階段の踊り場に集合した。


一緒に帰ろうとそこで集合したが


生憎ユイの入ってる部活の用事があって


暫くユイの帰りを待つ事にした。


「寒いねー」


「寒い寒い」


4月でもまだ肌寒い時期だった


「あ、例のもの持ってきた?」


「例のもの...って何だっけ?」


「ネクタイ!」


「あぁ、ネクタイね!」


忘れやすい私。ユウキは笑って言ってくれた


「はい、ネクタイ」


そう言って私は2本のネクタイをユウキに貸してあげた


「ちょっと太めだけど、ありがとう、大切に使うよ♪」


笑顔で喜ぶ彼、ちょっと眩しい笑顔だった。


太陽みたいな笑顔に癒されてく私――...


私も彼の笑顔に釣られて私も笑顔に。


心が通じ合ったかのように...




☆ ☆ ☆
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