いちごおれはお好きですか?



「へ?で、でも…」


『いいから』



先輩は私にケーキを買うために連れてきてくれたのかな…



「じゃあ…これがいいです。」

私は大粒のいちごがのった、ショートケーキを指差した。



『すいません』


先輩はレジに向かった。


『ショートケーキとチーズケーキを一つずつください。』


先輩はケーキの箱を右手で持ち、左手で私の手を握った。





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