いちごおれはお好きですか?



「先輩…いいんですか?」


私は歩きながら先輩の顔を見た。


『なにが?』


先輩も私の方を見た。

ドキドキ…―――
また心臓がもたなくなりそう。


「ケーキ、買ってもらって…」


『早瀬が頑張ったご褒美。』


先輩は優しく笑ってから私の手をぎゅっと握りしめた。





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