いちごおれはお好きですか?




「何が違うんですかあ…」


私の声はどんどん小さくなっていった。

もう、だめじゃん。
私、振られる…



『美也ちゃん。』


柚月先輩はゆっくりと私を離して、私と同じ目線までしゃがんだ。


私は先輩の目を見るのが怖くて視線をそらした。



『ちゃんと俺の目をみて?』





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