いちごおれはお好きですか?





「なら、良かったです。」



私と椎名先輩の間を風が吹いていく。


気持ちいな。



椎名先、輩…




――――
―――――
――――――



…あれ、椎名先輩がいない。


今、何時…?


…って、お昼じゃん!!
帰んなきゃやばいよ!



急いで私は立ち上がった。


そのとき


バサッ…


なにかが落ちた。



「これ…椎名先輩の上着だ!」


椎名先輩、私に掛けて帰っていったんだ…



お礼言って返さなきゃ!



私は走って屋上を
あとにした。






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