ダンデリオン*リング ~真心の愛~
「浩史、一つ聞いてもいいかい?」

「うーんなんだー?」

カリカリとシャーペンを走らせながら、ノートを写している

浩史に向かって質問をした。


「君は亜美の事が好きなのかい?
 恋愛対象として・・・」


シャーペンの音が聞こえなくなった。


「・・・・・・綾斗お前どういう意味だ?
 クロミのことを恋愛対象としてみてるかだって?
 あいつに関しては、恋愛対象には入ってない。
 なんで、そんんこといきなり聞いてくるんだ?」

「いや、二人の仲がとってもいいから、
 恋人同士なんじゃないかと思ったからさ・・」


「以前にもいったけど、あいつとの関係つうか
 恋愛抜きで好きなのは好きだけど、
 関係は友達以上、恋人以下だっていっただろ?」


浩史は亜美の対して恋愛対象ではないと言った。

でも、いつもの浩史と亜美を見ているとそう感じない。

お互いに好きであるとはいっている・・・。

恋人でもなければ、

やはり仲のいい幼馴染と思っていいのだろうか?


「そうなんだ、ごめんね。
 いきなり聞いたりして」

「いや、俺は別に気にはしてないけどな。
 綾斗何かあんのか?」

「何もないよ。ただ、いつも浩史と亜美をみていると
 本当に仲が良すぎるなと思って・・・」

「まあ、幼馴染だし。
 クロミとは腐れ縁同士。
 自然と仲良くみえるだくだぜ?きっと」

浩史はそういうと再びシャーペンを走らせた。
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