ゴールデン・メダル
光の矢
"経験"は力となる。


彼らが幼い頃からしてきた数々の経験は、大きなアドバンテージとして彼らの追い風となり、さらに彼らを後押ししてくれた。



そして彼らの評判は国を越え、念願のオリンピックで金メダルをとる日は近づいていた。




"数々の悲しい別れ、それがスポーツという名の戦いで勝利をすることで、減らされるなら・・・・・"



二人の願いは一つ!



そして、その時はやってくる。



「にいちゃん、いよいよだね」



「・・・・・・・・・」



兄は何も答えなかった。

"トク・・・・・トク・・・・・ドクン・・・・ドクン"


兄の心臓の音は、次第にその鼓動を早める。


"・・・・・・・・・・"


会場は静まり返る。



天高く銃は向けられた。


"ドォォォォォン!"



高らかに銃声は会場中に響き渡る。


二人は始めから、他を圧倒することになるのだった。
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