たった一人…。

その後、この話を話す事はなかった。
仕事の話だったり、テレビの事だったり、買い物行きたいねって話したり…。

かれこれ、三時間くらい話してた。

その後、香理は帰り私はまた一人になった。

食器を片付けると、またベッドに横になった。

体がだるい…。

熱を計ると、38.0℃。

早く回復して仕事に行きたいな。
そうすれば、また彼に会えるのに…。



次の日の朝、熱を計ると38.0℃。

はぁ。今日も仕事には行けないな。

こんな状態で出勤しても、彼が血相かえて強制送還するよね。


欠勤の連絡をして、ベッドに横になる。


ウトウトと眠ってしまったようで、気がつけばもうお昼。

冷蔵庫にある彼の手料理を思い出し、食べる事にした。


『おいしい』


熱がある私にはちょうど良い薄味。
気持ちが落ち着く。


食べ終わった私は薬を飲んで、部屋を少し片付ける事にした。


♪♪♪~

「体調はどう?日中は行けないけど、夜には行くから。洗い物とか片付けとかせずに、ちゃんと横になっておくように。長く休まれると俺も部署も困るから。仕事が山積み!」

彼からのメールだった。

!バレてた(笑)


片付けようとしてた私だけど、彼の言う事をきいてベッドに横になった。

前に彼から借りたCDをヘッドホンで聴きながら目を閉じる。


心地よいリズムとメロディが眠気を誘う。



私は、夢をみた…。


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