これはあなたへのラブレター
けっきょく私は
楽しそうにしゃべる2人の間には入れず、ちょっとだけ後ろの方で優真としゃべっていた。


純くんはずっとなずなにからかわれてるみたいだけど、
私には楽しそうにしか見えなかった。

…それよりっ、なんかあの2人近いしっ……

正直いうと“お似合い”っていう感じがして苦しくなった。



「なにのりますぅ??」

遊園地の中にはいるとやっとなずなは私の隣に戻ってきた。


「んーあたしは何でもいいよぉ…ってか、なずなぁーどうやったらなずなみたいに純くんと自然にしゃべれるのー??」

純くんに聞こえないように小さな声でなずなにいった。


「じゃぁ先輩もいっちゃえばいいじゃないですかぁ♪」
といってなずなは私のてをひいて純くんのほうへ走る。


「純先輩~最初に乗るやつあき先輩と2人で決めてぐださぁい♪」


悪気はないんだろうけど……そんなんしたら好きなのばれちゃうじゃん!?

純くんはおもいっきりハテナ浮かべてるしっ…………


うぅ…………

「んと…じゃああれ乗りたい!!」
この空気を抜け出すべく私はジェットコースターを指差してゆった。
「あれですか!?…いいですよっ」
「じゃあ、いこ??」
私は純くんにてを差し出した。
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