幸せの寄り道





「びっくりし過ぎじゃない?」



中島くんは笑いを堪えていた



「やっぱ、中島くん昨日の勘違いしてないかなぁ?
私、先生とそんなんじゃないよ!?」



私は目の前で手を振って答えた



「うん、知ってますよ。だからどうなんかなぁと!!」




「あ、えっとやっぱ先生と生徒だし河野先生も高校生なんか相手しないと思うよ??」



「じゃあ…」



そう言って中島くんはだんだんと顔を近づけてきた



フワッと風が吹くと彼の髪が私の頬にあたるくらい…




そして囁くようにそっと





「俺は?」





また真っ白だよ…


私、いまどんな状況なの?








「あ、あのさ…近くない?」



「ん?いいじゃん。この方がドキドキすると思わない?」



中島くんの悪戯な笑顔は眩しいぐらいに私は思えた




きっと、このままだとなにを言われても頷いてしまう…






~~~キーンコーンカーンコーン♪






「じゃ返事はまた今度ってことで☆」



スッと立って走っていった中島くんの背中を私はただ呆然と見ていた








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