幸せの寄り道



「ここまでみんなわからんとこある~?」



先生がみんなに聞こえるように大声で聞いた



「先生~!!ちょっとここ教えて♪」



沙耶が先生を呼んだ



「どこ?」


「えっと~、ここなんだけど♪」


「ここは、こうなるけんこれがくるんよ。」


先生が教科書を指差して説明をしていた


沙耶は説明も聞かずにニコニコと先生を見ていた



「夏川はどう?」


「え、あ~今のところないです…」


「ほんとに?ちょっとシャーペン貸して!!」


先生は私が持っていたシャーペンを取ってノートに何かを書き始めた



【今日の放課後、準備室に来るように!!】


私がハッと顔をあげるとニコッと笑った


「これ、答えは?」



「あ、えっと。こうですか?」



【わかりました】



「よし。わかっとるみたいじゃね!!」



そう言いながら頭にポンと手を置いた



「先生、ウチにも問題だして♪」



沙耶が先生にそう言ってチラッとこちらを睨んできた




あ……。


沙耶が怒った。





私は沙耶に聞こえないようにため息をついた







もちろんその後はいつも通り沙耶は私を軽く避けていた



もう習慣になってるんだろうな…





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