幸せの寄り道



そのまま私たちは話すことも無くその日を終えた



私は1人で帰りながら夕陽を眺めていた




そっと先生を見たいって思っただけなのに……




どこか遠くに行きたいな




家に帰るとやっぱり誰もいなくて、さらに寂しくなった




私にはどこにも居場所ないんだね……





いなくなっても誰も何も言わないかもな




私は諦めるように笑いながらため息を吐く






―――ぽたっ。





私の膝に1つシミができた




それはどんどんと大きくなっていく




もう嫌だよ





たった2日なのにこんなに、
辛いなんて。



いつまで続くの?



もう誰とも話せないの?



誰かと笑ったりできないの?





ただ、幸せだって思っていたいだけなのに………。





誰かほんとの私に気づいてよ…




なんでこんなに苦しいの?





誰か、教えて―











そのまま私は寝ていた




夢なんか見ないほどにぐっすりと







嫌なこと全てをリセットできたら幸せになれるのに…







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