幸せの寄り道
次の日の朝
陽向が起きたのはみんなが出て行った時間だった
「にゃ~」
クロが足元に寄ってきて何かを訴えているのでついて行ってみた
するとお腹が空いたのかお皿の前でちょこんと座った
「はい、ご飯だよ」
私がお皿についで頭を撫でると食べ始めた
また部屋に戻りインコのシロにもご飯を出した
時間をみると10時をまわっていた
私はなにもする気が起きずただボーっとリビングでテレビを見ていると画面に海が映った
………海か。
そう思った瞬間海に行くことに決めた
急いで支度を始めバスや電車で周りの人に海への行き方を聞きながらちょっとした1人旅
デジカメで行くところどころで写真を撮り
道を教えてくれた人も了解を得られたら写真を一緒に撮ってもらった
お昼は道を聞くついでにオススメを教えてもらいながら食べ歩き
やっと海に着いた
時間はもう16時
だいぶ遅くなったなぁ
夕陽に照らされた海はとても穏やかだった
写真をいろいろな方向から撮り
砂浜に座った
海を眺めているととても落ち着けて安らいだ
デジカメの写真を見返しながら
初めて見た場所や
初めて会った人
その人たちの笑顔
胸が熱くなった
また会えるといいな
自然と涙が頬をつたった
泣いてばっかだなぁ
泣きたくないのに…