幸せの寄り道



「私ね、ほんとは好きになっちゃいけない人を好きになったの。その人、なんだかんだ言って優しくて………。」




私はそこで一度切ってまた話した



「それですっごい仲良くなったの。だけどねそれをよく思わない人がいて、その人と言い合いになったの。それでその日から私と私の好きな人との噂がどんどん広がって、仲良かった友達もいなくなっちゃった…」



涙を堪えながらおばあちゃんに事情を話した




「そうかい、辛かったねぇ…。」



おばあちゃんは私を抱き寄せて頭を撫でてくれた




おばあちゃんの優しさに堪えきれなくなりまた泣いた




おばあちゃんはその間ずっと黙って静かに背中をさすっていてくれた











「もう大丈夫かい?」


私が落ち着くとおばあちゃんは優しく聞いた




「うん、ありがとう。」





「もうこんな時間だ、家に泊まっていくかい?」





辺りはもう真っ暗で帰るには少し遅かった




「私がお家に電話してあげよう。もちろんあんたが望ならだけどねえ。」




私が悩んでいるのでそう言ったのだろう


それになんでかはわからないけど、おばあちゃんは信用できた



「お願いします。」



そう言うとおばあちゃんは嬉しそうに歩き出した





私も急いでおばあちゃんの後について行った



道の途中で八百屋さんやお肉屋さんやスーパーに寄って食材をたくさん買った









そしてたどり着いたのは日本家屋の大きな一軒家だった





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