幸せの寄り道


~和樹~


最近、夏川の様子がおかしい


今までは田村たちと楽しそうに話していたり


俺と2人の時だってあんなに笑ってたのに笑うどころか目も合わせない





多分車で送って行った次の日ぐらいからだ



なにがあったんだ?



夏川のクラスの奴らはどうしたんだよ



それに俺が夏川にひっついて歩いてるとなぜか周りがひそひそと話し出す



なんかあんのか?





そう思いながら2年生の授業に出た




中島がいるクラスだ



最近、夏川ほどではないが中島と北原も元気がない




そこで授業を早めに終わらせて中島と北原を呼び出し理科準備室で話を聞くことにした




「なぁ、最近お前らも夏川も元気がないのは何か関係があるのか?」




俺がそう聞くと2人は俯き中島は拳を力強く握った




「関係はある、ただ原因は先生だ。」





部屋の中は静まり時計の音が聞こえた




「陽向先輩、今1人で頑張ってる。先生は陽向先輩のために何もできないの?」




北原は震えた声で必死に訴えてきた




「待って、事情を最初から話してくれないか?」



「私と陽向先輩が初めて会った日はわかりますよね?」



「あぁ。」



「その次の日です。噂が広がったのは……。」



「……噂?」



「陽向先輩と先生が付き合ってるとか、先生に遊ばれてるとか、先輩が俺と先生に二股かけてるとか。」



「…………は?」



今言われていることがわからなかった




夏川が俺と?



夏川が二股?



「あり得ないだろ。」



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