幸せの寄り道



だって夏川は真っ直ぐで、夏川を初めて抱きしめた日だって俺に好きな人がいると聞いてすぐ離れたような子だぞ?




「俺が気持ち抑えきれなかったからか?」



「そうだな、先生がちゃんと考えて行動したらこんな事にはなってなかったかもな。」



「でも、それでなんで友達まで……?」



「陽向先輩の友達の田村って人前から先生のこと好きだったみたい、あと他の人は何で教えてくれなかったの?とか、なんか隠し事されてたみたいで嫌だったらしいです。」



「なんでそこまで知ってんだ?」



「全て本人たちから聞きました。」



「そうか、じゃあ俺は机の整理でもしようかな。」



「は?陽向先輩が大変な時になに考えてんだよ!!」



声を荒げる中島とそれを見て慌てだす北原は俺の言った意味がわかっていないみたいだ



「そのまんまだろ?俺は真剣に夏川を想ってる。そう言ってここ辞める。」



「………え?」



見事に声を合わせて俺の顔をみる2人に俺は笑った




「でも先生はどうすんだよ?」



「ん~、なんとかなるだろ!?」



「先生には悪いけどそれなら陽向先輩も少しは楽になるかも」



北原が申し訳なさそうにこちらをみた




そのまま2人を返して机の中身を整理した



1度夏川ともちゃんと話さないといけないな……



今日はもう帰るだろうし俺もしっかり話す事をまとめたい




明日必ず話そう





俺の気持ちも伝えよう






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