幸せの寄り道



次の日俺は休憩の度に夏川を探してはみたもののどこにもいない




どこ行ったんだ?




下駄箱の靴はちゃんとあるし……






すると田村がこっちに走ってきた



「先生~!!何してるんですか?」



ニコニコと笑っていたが俺がみている下駄箱をみて表情が曇った



「また陽向ですか?」



とても低いトーンで尋ねられて少し驚いた



「どこにいる?」



「知りませんよ、いつもどこかに行くんでてっきり先生のとこにでも行ってるのかと思ってましたから!!」




そう言うと教室へ走っていった


俺はまた下駄箱を見てどこに行ったのか考えた




「河野先生…。」




すると後ろから小さな声が聞こえて振り向くと松井がいた





「どうした?」




「陽向ちゃん最近図書室のほうによく行ってると思うよ。途中よく見かけるから。」



「松井も夏川が嫌か?」



「私は弱いから、陽向ちゃんから逃げてしまったんです。」



「教えてくれてありがとう」



俺がそう言うと松井はお願いしますと軽く頭をさげて教室へ戻っていった





俺は図書室に向かって走った




夏川がいるかもしれないなら急がないと休憩が終わる




図書室の前まできて少しドアが開いてるのが目にはいった





ドアを開けて中に入ると人気がないわりにはキレイに掃除されていた





――ガッチャン!!!





俺が部屋中を見ていると奥の方から大きな音が聞こえた





駆け寄ると1人の生徒が倒れていた




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