相伴って比例するイケナイ関係







「あ、秋?」



思わず歩いていた足を止めて秋を見るとそっと私の額を触る


「熱はないか」


「え?」


「いや、何回呼んでも振り向かいと思ったら、なんかボォーとしてるから…体調悪いかと思って」


「そ…そうかな、そんな事ないよ」



そう言う秋に、首を横に振り彼の腕に自分の腕を絡みつけ歩き出すとクスリと笑われる



「あれ、今日は甘えたモードですか?」


「う、うん」


いつもなら、学校でこーゆう事はしないのだけど今日は何だかくっつきたい気分で思わず甘えてしまう



「そっか、俺はいつもこうされてもいいんだけどな」


「えー、それはイヤー」


「なんだよそれ」


そう言われ頭を触られて、なんだか可笑しくてお互いに笑っていると―…




「秋!」


「…?」


「っ!」



後ろから、聞き覚えのある声に振り向かなくても誰だかなんて分かる




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