有明先生と瑞穂さん
その時ベンチの上にある瑞穂の手に有明先生の手が重ねられる。

「!」

驚く間もなくもう片方の手は瑞穂の頬に添えられ、有明先生の顔は更に近づく。


「…!!!」

瑞穂はアイスを加えたまま固まってしまい動くことができない。


(ちょっ、ちょちょちょちょ…!!)


瑞穂が何もできないでいるうちにどんどん有明先生の顔は近づき、鼻がくっつくのではないかと思う程近くなったとき


有明先生は瑞穂の加えたアイスを少しかじった。



シャリ、という音がして

固まった瑞穂の視界には

長いまつげをした先生の目が一度、ゆっくり閉じて


また開いた。



先生のメガネが少し瑞穂の顔に触れる。

瑞穂の前髪と先生の前髪もふわりと触れた。


「……っ!!!!」
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