有明先生と瑞穂さん
三人は顔を見合わせた。



「・・・協力?」

「変なことさせるんじゃねーだろうな?!」

「そんなんじゃない。
ただ、人探しだ。
そんなに見つけにくい奴じゃねーと思う」


正直、犯罪的なことを協力させられるのではと思っていた三人は肩がガクリと落ちた。


「誰?この学校の人?
生徒?先生?」

「生徒だ。
俺の女を探してる」

「お、女って・・・!
そんなこと堂々と・・・。
え、何?そういうアレなの?
女子高生が好きみたいな」

「てめーふざけんな。
俺まだ21だぞ?
そんなに変わるかよ。
つーか基本青くせーガキに興味ねーっつーの」

(言っていることが矛盾しまくってる・・・)


「もしかしてその子探すためにこの学校に来たんですか?」

「いや、ここに来たのは全くの偶然だ」

「でも~生徒なんていっぱいいるよ~?
何年生かわかる?」

「学年はわからねえが・・・
ただし、スゲー美人だ。
初めて見た時はモデルとか女優かと思ったくらい美人だ。
それくらい美人なら学校内でも噂になるだろ?」


すごい美人。

そう聞いて三人は更に頭をひねった。



かわいいとか美人だとかいることはいるのだが、そういう特定の目立った人は見たことがないのだ。


「3年の美咲先輩かな~?」

「えー、そんなモデルとかって程かあ?」

「じゃあ隣のクラスの真弓さんは?」

「ヤダ瑞穂ちゃん、あの人顔作ってるって~」


「ああ、言っておくがそこらのケバくて軽い女子高生共とその女は違うからな!
その女は化粧もしてなければ洒落っ気ひとつない。
それでいて華がある。
それがいいんだ。
今時の女共と一緒にするんじゃねえ」

「・・・・・・」


なんだろうこの人は・・・。

妙に女に対しての考えというか、価値観が一般とズレているような・・・。
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