有明先生と瑞穂さん
口之津と有馬が喧嘩している隙を狙って深江が有明先生に近寄る。

・・・腹黒い。


「はい先生、このタオル使ってください」

「・・・ありがとう」


100メートル走っただけで汗なんてかかないだろう・・・


深江の後に続いて他の女子も有明先生のまわりに集まった。
有馬という恐ろしい門番がいないと他の女子生徒も少し大胆だ。


「有明先生、走るとこも超かっこいい!」

「先生私ジュース買ってきたから~」


(俺もしかして・・・遅すぎたから馬鹿にされてる?)


思いっきり勘違いした有明はカーッと頬を染めた。


「キャーーッ!かわいい~!!」


ジャージ姿の有明の破壊力はバツグンらしい。
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