6 L O V E .
「ねえ、そろそろ付き会おうよ?」
ぎゅっと力が込められる。
「やめてよ!大声出すよ?」
もう何度目なんだろう。
こうやって強引にあたしに近づいてくるのは。
「なんでだよ?どうして、ダメなんだよ!」
いつもはニコニコしてるのに急に荒っぽくなる巧くんがあたしは怖くてしかたない。
・・・聡、助けて。
「俺は、こんなに好きなのに・・・」
反転される体。
キス・・・される!
あたしはぎゅっと目をつぶった。