6 L O V E .
「翠ちゃんて実はピュアなんでしょー」
「はあ?何言ってんの?」
なんかからかわれてる・・・。
「とにかく帰る!みんなは授業でな」
「ちょ、みどりー」
あたしは保健室を出て、下駄箱に向かった。
ローファーに履き替え、校門へと歩き始める。
「翠ちゃん♪」
げっ。
声をかけてきたのは隣のクラスの真島淳平。
「なに早退?ちょうど俺もさ、暇だからさーあそばね?」
そう真島淳平はチャラい。
女なら誰でもいい、そんなやつだ。