[完]ヤクザが愛する女~Ⅲ~
「ちょっと龍司どーいう事よ!?」



俺の部屋に入って来たのは香織だった。


「あ゙?何がだよ。」


「何がじゃないわよ!!!結婚白紙ってどーいう事!?」




んだよ…何の話かよ。


こっちは夏愛捜すので手一杯だってのに…




「そのまんまの意味だろうが。」


「そのまんまって…何で?龍司私の事好きでやり直してくれたんじゃないの…?」



香織は泣いていた。


「てめぇ俺が気づかねーとでも思ってたのか?」


香織の涙が止まり顔が強張った。
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