[完]ヤクザが愛する女~Ⅲ~
「え…何の事…?」


「お前の親会社作ったんだってな?で、俺たち神山組をバックに付けようとした訳か?」


「ち…ちがっ!」



俺はギロッと香織を睨んだ。


「何が違ぇんだ?ぁあ゙!?」


「…ッ!そうよ!バックに付けようとしたわよ!何か悪いの!?会社を拡大させるためには仕方がなかったのよ!」


「ふざけんなよ?仕方ねぇだと?笑わせんな。甘えんのもいい加減にしろ。」



香織は再び泣きはじめた。
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