[完]ヤクザが愛する女~Ⅲ~
「俺香織の事すげぇ大切だった。だけど今はお前以上に大切な女が居るんだ。」


「………」


「ごめんな。」



香織は首を横に振った。


「謝らないで。私が悪いの。ごめんね、困らせちゃって…」




香織…


「私頑張って会社の為になるような事する!だから龍司も幸せになってね…」



そう言い残して香織は出ていった。










それが香織を見た最後の日になった。
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