手紙





「蒼井睦月です!!沖田さんに、会いに来ました!!」





必要以上に大きな声。





土方はそれに圧倒され、今度こそ言葉を失った。





「え・・・・何だと・・・?」





沈黙が長引きそうなこの空間。





斎藤は睦月のためにも、説明を入れた。





「今日、海にビンを拾いに行くと、一緒に倒れていました。そして、名を聞くと、蒼井睦月だと言い張るのです。未来から来たと・・・」





だが、土方はそういわれても頭の整理がつかない。





「ちょっと待て・・・蒼井睦月は未来の者で、未来から来た・・・どういうことだ・・・」





まぁ混乱するのも無理はない。





土方はとりあえず冷静を保とうと必死だった。




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