嵐の如く~俺様ヤクザが愛する女~龍・乱舞編
久しぶりに店を出たのはいいが…彰と央姫のコトで倍…疲れが押し寄せた。


「お疲れのようですね~光様」


シロの運転で俺は屋敷に戻る。


「そこは彰様の要求を受け入れるべきです。彰様の『蒼龍』と手を結ぶコトがウチにとっても強い味方となります…敵に回すコトは絶対に避けるべきです!光様」


「……俺は…陽女華を本当に愛してる」



「……何を愚かなコト言っているのですか?…陽女華様は『紅龍』の女です」


「…血筋なんてかんけーねえんだ!!…俺は陽女華自身を愛してる……」



バックミラー越しに見るシロの顔は呆れていた。






< 123 / 302 >

この作品をシェア

pagetop