風の歌
「おはよ~!ギリギリ遅刻じゃないよね!?」

「ん~…微妙だけど、まあセーフじゃん?」

そう笑って答えたのは同じバスケ部に所属する佳恵(カエ)


「まじ走った~。あの坂かけあがるだけで相当練習になってる気がする!」


「今日、放課後練ないよね?みんなで坂ダッシュしてから帰ろうよ!」



この坂ダッシュをきっかけに
部活少女だった私にまさかあんな出来事が訪れるなんて
この時の私はまだ思ってもみなかったんだ…
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