DKのどーしようもない日常





「「――…ごめん、もう一回言って?」」



その後、俺が直井に言われて驚いたことを話したら2人揃ってそう返してきた。

ったく面倒くさい奴らだな…。



「えーっと…まず、佑希は女の子に『付き合って下さい』って言われた。そして、佑希は『どこに?』って聞いた」

「あぁ」

「…そうしたら、女の子は?」

「『私が付き合って欲しいのは、高裁の方です』って言った」

「「……え?高裁?」」



高裁とは高等裁判所のこと。

…そう、俺は直井に「裁判所に付き合って下さい」と誘われたわけだ。そりゃあ驚くわな。





< 240 / 303 >

この作品をシェア

pagetop