【完】あなたの指先で愛して
「なんだよ」
「だって…雅也が謝った……」
「はあ?初めてでもないだろうが」
「初めて、だよ……?」
清香は俺を見て、目を細めて優しく笑った。
ああ…清香の笑った顔見るのいつぶりだろう。
俺、ずっと清香のこんな顔見ていなかったな。
「なあ、言えよ。本当は俺にどうして欲しいの?」
俺は清香のスカートのウエストから、ブラウスを引っ張った。
そして、そこから清香の中に手を潜り込ませた。
「っあ…ん」
清香は体をキュウっと縮こませて、俺の指先に感じた。