『Reason-理由-』
「で、お前らどこまで進んだのよ?」
和樹が興味津津に身を乗り出して聞き出す。
「あのな!俺はそんな…」
「何もしてないんだ?w」
「うるせー!!」
海斗がキレ気味になると亜紀がなだめて、和樹にも黙るように言う。
二時間ほど立つと凜が起きた。

「んー!あれ?もうみんないる?」
「酔っ払い。起きたか」

和樹がベッドにいる凜の頬に軽くキスするのを亜紀と海斗はマジマジと見ていた。

「な、なんだよ…」
「いや、いつも友達同士って感じの二人がこんな事してるんだぁーと」
「いつもこんな感じなの?凜と和君って…」
「二人の時はちゃんと口にしてるよ?和は恥ずかし屋がりだから…」
「うるせぇよ!」

赤くなった和樹をみて三人で笑う。
とても幸せな時間だった。
そして和樹と凜は帰る時間になった。
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