殺人カメラ
「あの人はまだ生きてるかなぁ?」
もう息を引き取った死体を見ながら舌なめずりした。
ガチャ。
あの人は既に虫の息だった。
「あぁ…やっぱまだ生きてた?…まぁもう死にそうだけど」
ニヤリと笑う。
「たすっ…けて…」
「はぁ?何言ってんの?助ける訳ないじゃん」
俺は血の付いた手をガラスにつける。
ガラスに生々しい血の跡がついた。
「…っ?」
血を見て怯えているようだ。
「あははははっ…君をこんな風に殺したりしないよ」
手に持っていたナイフを床に落とす。
「綺麗に死なせてあげる」