執事と共に雪遊びを。
いつも、恵理夜が先に起きるのではあるが、春樹が入ってくるとそれだけで部屋の空気は暖かくなった。

今は、自分で自分のためだけにヒーターをつけなければならない。

おまけに夜は、いつものように眠れなくなっていた。

随分遅くまで眠れなかったせいか、眠気が膜を張っているように感じる。

恵理夜は、いかに春樹に甘えていたのかを実感した。


「薬飲んで、学校に行かなきゃ」


自分に言い聞かせるように言ってベット降りた。
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