執事と共に雪遊びを。
そして、薬を手にする。

病名は違えど、春樹と同じように不完全な血液を持つ恵理夜は薬を手に取った。


いつもは、春樹が差し出してくれる薬。

わがままを言えば、ため息をつきながらも優しい手つきで与えてくれる薬。

恵理夜は、それを一息で飲み込んだ。

そして、着替えて玄関に向かった。
< 102 / 156 >

この作品をシェア

pagetop