執事と共に雪遊びを。
マナベは、蟹股で歩き去っていった。

恵理夜は、靴箱からローファーを取り出した。

いつもなら、きちんと磨かれて、あの無骨だけれど綺麗な手で履かせてくれるローファー。

恵理夜は、その冷たいローファーに自ら足を突っ込んだ。



その時、背筋が凍った。
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