執事と共に雪遊びを。
恵理夜は病院を訪れたが、春樹の回復が芳しくなく、更に1週間先延ばしになった。

無菌室にいる春樹への面会は恵理夜は禁止されていた。

インターホンによる会話は許されていたが、そんなことをすれば余計に寂しくなるのはわかっていた。


恵理夜は、春樹のいる無菌室の前に立ち尽くした。


同時に春樹も、思うように回復しない自分の体に失望していた。
< 150 / 156 >

この作品をシェア

pagetop