桜色の初恋


仕事を終わらせ、実験室から出ると先生は心配そうな顔で
あたしを見つめながら聞いてきた。


「なんか?」

「だって今日元気なかったしよ」

「そう、かな?」

「あぁ。あーもしかしてアレか?イジメにあってるとかか?」

「もしそうだったらどうします?」

「だったら俺が守ってやる」




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