左目のマスカット味

「あ、陽もう来てたんや!」

「お前ら遅いでっ」

陽くんは立ち上がり、2人の元へ行く。


3人が楽しくおしゃべりしてる中、あたしは吏彩をお呼び出しする。



「…樫野吏彩 集合。」


「んー??」


笑顔でとことこ歩いてくる吏彩。


だからあたしも笑顔で聞いてみよう。


「これはどーゆうことかな( ^ω^)?」


「えっ、一緒に遊ぶんだよ?」


「初耳なんですけど!」


「電話で、誰か誘っとくなあってゆったで?」


「ちゃんとゆってよっ! 男と歩いてるところもし悠に見つかったら…っ!」

大きい声を出したことに自分でも驚いて、手で口を隠した。


「あぁ…ごめんな。でも、ランおるし大丈夫かなって思って。」


「…まあいいや。ちゃんと聞かなかったあたしが悪いってことにしとく。」


「だね。まあ、今日は水着買うだけやから!」


「吏彩の水着買ったらすぐ帰るからな!」


「はいはい。…さっ、時間ないしさっさといこー!」



なんか逃げられた気分。



まあ、途中から別行動っぽいし。


てか、そうであってほしい。



「水着買うねんな? 俺らもついてっていーの?」

陽くんは少し申し訳なさそうに言う。


「別にいいよ! おもんなくなったら、別行動でもいいし。ね、アメちゃん!」


「えっ? あ、うんっ、全然いいy「アメちゃんもそう言ってるということで、心斎橋へレッツゴー!」


「「おーうっ(^0^)/」」




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