苺色ポニーテール

3時のおやつ

入学して半年。

まだ慣れぬ中学校。

部活は楽器を吹き始めて少し。

小学校からの友人の

翔子とは同じクラスに慣れたが

まだ全然他の子とは仲良くなれず。

挨拶を交わすこと、

それぐらいしかできないまま。

「芽依ープリントやってないよー」

翔子があたしにすがりつく。

「見せてあげるよ」

そう言ってプリントを渡す。

「さーんきゅっ」

プリントを受け取った翔子は

真面目に答えを書きなぐる。

「紅茶持ってくるね」

「ありがとー」

おやつは苺でいいか。

部屋に戻ると書き終えた翔子が

「おなかすいたー」

と言いだして、

「苺もってきた」

ないすー、と言って笑う翔子。

そして二人の3時のおやつは

苺を食べた。




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