裏生徒会部


とりあえず、各自で自分が走りたい番を言っていく。


「あたしは、2番」

「えー。俺が2番がいいっす」

「私はどこでもいいかな」

「私は静ちゃんの前がいいな~♪柊也くんはアンカー決定ね♪」

「なんで…」

「いいよね?文句ないよね?」


笑っているけど笑ってないように恐い鈴菜。

イトコ同士だからか、何かを握っている様子…。


「…もうどこでもいい」

「ってことで、アンカーは柊也くん~♪」


ということになった。

なんか可哀想な気もするけど…まぁ、いっか。


「で、茜と咲也くんは決まったの?」

「おー。あたしがじゃんけんで勝った!」

「後出ししたくせに…」

「なんのことだか~♪」

「…いいですよ。もう、1番で!」


兄弟揃って可哀想だった。



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