《完》Honey*TRAP!! 〜副社長の甘い罠 LAST・TRAP〜
「あ…………」
……言葉が出ない。
なんて言っていいか
わからなかった。
美香子さんはクスリと
優しく笑って続ける。
「柊弥を本当に幸せにして
くれる人に、ちゃんと彼は
出会えたのね。
あなたが柊弥に“愛する”
気持ちを取り戻させてくれた。
だからあたしの想いも、
ようやく彼に通じた……」
「そ……んな……」
再びあふれる涙を
押さえようがなかった。
嬉しい気持ち。後悔。
情けなさ。
そして――柊弥への想い。
うまく言葉にできない
全部の感情が、熱い雫に
のせられて頬から流れ落ちる。
「……柊弥なりの、けじめ
だったんでしょうね。
自分は本当に過去のことは
忘れて、今大切な人を
守っていきたい。――そう
言ってたから」
……言葉が出ない。
なんて言っていいか
わからなかった。
美香子さんはクスリと
優しく笑って続ける。
「柊弥を本当に幸せにして
くれる人に、ちゃんと彼は
出会えたのね。
あなたが柊弥に“愛する”
気持ちを取り戻させてくれた。
だからあたしの想いも、
ようやく彼に通じた……」
「そ……んな……」
再びあふれる涙を
押さえようがなかった。
嬉しい気持ち。後悔。
情けなさ。
そして――柊弥への想い。
うまく言葉にできない
全部の感情が、熱い雫に
のせられて頬から流れ落ちる。
「……柊弥なりの、けじめ
だったんでしょうね。
自分は本当に過去のことは
忘れて、今大切な人を
守っていきたい。――そう
言ってたから」