女王蜂と、蛇。
「じゃ。」
「あ、お疲れさまです」
彼は歩いて行った
私も歩いて行った
道が同じだから、
私が後をつけてるみたい
「...。」
「...。」
「おい」
「はっ、はい!?」
「道同じなら横歩く?
何か気持ち悪ぃし」
「あ、はい」
「お前って『あ、はい』とか
一回、話す時に間があるよな。」
「え、そうですか?」
「ほら」
「...あ。」
「変な奴」
彼の口元が緩んだ
綺麗な切れ長の目が
可愛い子猫のように見えた。