君がいれば・・・②
30分ほどでシンはキムチチャーハンとわかめスープを作った。



「おいしいっ」



もともとたくさん食べる瀬奈は1人前以上作られたキムチチャーハンを口に運んだ。



「ほら、スープも飲んで」



瀬奈は言われたとおりスープを飲んだ。



食べ終わりシンが洗い物をかってでてくれると瀬奈は窓際に近づいた。




ここから見える景色が瀬奈は好きなのだ。



ぼんやり見ていると腰に腕が回った。



「何を見ている?」



「下の川」



人らしきものが川の横の道を歩いているのが見える。



「あとで散歩に行こうか?」



「えっ?」



瀬奈は驚きと喜びで顔を上げた。





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