君がいれば・・・②
「シン、ユナさんとすぐにでも婚約式をするんだ」



「何を言っているんですか!?ユナさんとの事は騒ぎが納まるまでの約束だ それをなぜ婚約式まで上げなければならないのですか!?」



冷静なシンでも祖父の言葉には驚き声を荒げてしまう。



「チェの具合が悪いんだ」



「ユナさんにも伝えました もうこの茶番劇は終わりです そもそも協力などしなければ良かったと後悔していますよ」



シンは深く溜息を吐くと言った。



「婚約式は1週間後だ」



あくまでも言い張る祖父。



「なぜ、セナを無視するんですか!?セナはお爺さんに言われたとおり頑張りましたよ 認めるべきではありませんか?」



「もともとわしは日本人は嫌いだ あの娘がどうこうではない 日本人を一族に迎える事は出来ない」



「おじい様!約束が違う!セナをぼろぼろになるまでこき使い、今更そんな事を言うなんて!」



2人のけんか腰の口調にユナは心臓がドキドキしてきた。



そしてシンの言葉に自分が入る余地は無いのだと認識もした。



このままおじい様に押し切られて結婚する人ではないし、万が一わたしと結婚したとしても愛の無い生活が始まる。



ユナは2人の会話を聞きながら考えていた。



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