君がいれば・・・②
今の話は何もなかったかのような表情でシンはイスに座っている瀬奈の元へ戻った。



「シン、やっぱり忙しいんでしょう？無理しなくてもいいんだよ？」



瀬奈が心配そうに言う。



「いや、たいした用ではなかったよ　それに俺が楽しみにしているんだ」



瀬奈の隣に腰を降ろすと出発まで待った。




１時間ほどで済州島に到着するとドヨンとハジンに守られて２人はホテルに向かった。



瀬奈は暗い道なのだがうれしそうに車窓の外を眺めていた。



「明日も天気が良さそうだから海が綺麗に見えると思う」


「シンはここへは良く来るの？」



パク家の別荘があるがシンはホテルを予約していた。



「セナと出会う前は１年に数回は来ていた　ロケも多い場所だからね　明日は朝から島を回ろう」



「うん♪　明日が待ちきれないくらい」



瀬奈はシンを見るとうれしそうに微笑んだ。



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